本来「斎場」には、「神仏を祀るための祭祀や儀式を行うための神聖な場所」という意味があります。現在では、おもに「通夜や葬儀・告別式を行う専用の式場」を表すようになりました。葬儀を行う際に、斎場の探し方でポイントとなるのは、葬儀社の選定です。
葬儀社には、斎場を所有している会社と、所有していないところがあります。前者であれば、自社の施設が利用できるほか、公営や民間の貸式場も利用することができます。葬儀日程などの諸般の事情により、実施する場所を変更せざるを得ないケースに備えるためにも、地域の実情を十分に把握していて、臨機応変に対応してもらえる葬儀社に依頼することが重要です。
また、同一の施設内に火葬場が併設されているか否かも、参列者の便宜を図るために確認しておく必要があります。
斎場の探し方は色々ありますが、インターネットで情報収集を行うのが便利でオススメです。全国各地の斎場を24時間調べられますので、空いている時間を見つけて自宅のパソコンでチェックしてください。一般葬と家族葬で利用する斎場の大きさも異なりますので、葬儀会社のスタッフに相談しながら進めていくのが最適です。
結婚式だと1年前から準備を進めるのが当たり前ですが、葬儀の場合は実際に家族が亡くなってから詳しい予定を決めることになるので、生前にある程度葬儀のプランを決めておかないと残された家族が大変です。最近は各葬儀会社で生前見積もりのサービスや見学会を定期的に行っていますので、暇を見つけて足を運ぶのがオススメです。
生前見積もりや見学会は特にお金もかかりませんので、葬儀に関する相談などを行うためにも積極的に利用してください。